Surface Duo、すでに実機テスト段階
Surfaceシリーズ初のAndroid OSとなるSurface Duo。 今年の年末頃の発売が噂されているらしいけど、すでにカナダの電車内でテスト中の実機が目撃されたらしく、 もっと早期に発売されるのではとのこと。
ハード的には単純にSurface Neoのミニ版って感じだけど、Android OS搭載ということで、どちらかというとスマホ的な立ち位置なのかな。 マイクロソフト的には、スマホではないと言っているらしいけど、プロモーション動画でも通話するシーンをわざわざ映してるし。
Surface Neo同様にデュアルディスプレイだから、もしかしたらナチュラルなAndroid OSではなく、独自にチューニングを施すのかも。 そして、すでにデヴェロッパー向けにはSurface NeoとDuoそれぞれのデバイスに対応させたSDKが公開されているらしく、 これまで以上にOSやアーキテクチャの垣根を超えた、シームレスな開発を可能にしているとのこと。
まぁ、Duoに関しては、既存のGoogleプレイストアの膨大なアプリが使えるわけだから、 Android OSだって点だけを理解しておけば大きな不便はなさそうだよね。
気になるスペックだけど、まぁ、普通に考えるとプロセッサはSurface Pro Xで採用したMicrosoft SQ1もしくはその新型だよね。 折角Android OSを採用したわけだし。 いずれにしろ、スマホ的な使い方をする上では、性能面は心配する必要はないと思う。
デュアルディスプレイがどうなるのか、って点は、すでにサムスンのGalaxy FoldやLGのG8X ThinQなんかが 独自のマルチタスク仕様を採用してるし、似たようなものかな。 特にG8X ThinQはSurface Duoと同じくデュアルディスプレイ方式の端末だから、比較対象としては最適かな。
G8X ThinQは、「真のマルチタスク」と呼ばれているように、 従来のAndroid標準のマルチタスク機能では無理だった、同時使用を可能にしてる (※従来のAndroidでは、同時表示はできても、たとえば同時にゲームを立ち上げたりすると、アクティブじゃない画面の方のソフトは動作が停止してた). Surface Duoがこの辺りもきちんと踏襲してくれるかどうかは重要かな。 まぁ、Android 10ではそもそもこの問題は標準で解消されるとの話もあるけど。
で、問題はやっぱりサイズだと思う…。 Surface自慢の3:2比率のディスプレイを継承したせいなんだろうけど、動画や写真を見る限りでは横幅がデカい。 もちろん、スマホとして考えたときに、ってことだけど、マイクロソフトがどう言おうがこれはどう考えてもスマホだし、 タブレットとして使うならSurface Neoの方を買うよねって話で。 そのうえで、Surface Duoをスマホライクに使おうと思ったときに、デバイスのサイズ感は極めて重要だと思う。 どう見ても、ポケットに収まりやすそうなサイズではない。
あと、スマホライクに使うとして、片手操作にはすごく不向きだと思う。 もちろん常時画面を360度回転させておいて使うってことなら別だけど、 基本設計的には、通常時は画面を内側に畳んでおいて使用時に開くって使い方なんだろうから。 このサイズ比率は見た目には可愛いけど、やっぱり実用性としては、スマホの代わりとするには厳しいかな。 もう一回り小さくして欲しい/笑。
ということで、Surface Neoよりは個人的には期待値は低いけど、 触ってみたいかどうかでいうと当然触ってはみたいので、価格次第では買ってみてもいいかな。 少なくとも、ラップトップの代替には当然なり得ない、スマホの代替としてもちょっと厳しい。 けど、ガジェットとして持つには可愛いよね、というとこかな/笑。 Blackberry Passportが好きだった人には受けそうかも。
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